
学会発表──それは、研究者が日々コツコツと積み上げてきた知見を、世の中へ解き放つ大切な瞬間。
限られた時間の中で、いかに多くの人に研究内容を伝えられるか。
その成否を分ける鍵の一つが、発表の”顔”となるポスターです。
「A0サイズでドーンと届くと、達成感があるんです。」
そう語る松田さんに、研究者としての原点や、ポスター印刷ソクプリを選んだ理由について詳しくお伺いしました。
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Interviewee
愛知医療学院短期大学
松田
裕美さん
精神分野のリハビリテーションを専門とする作業療法士。同時に公認心理師の資格も持ち、現在は「青年期の学習動機付けとキャリアレディネス(職業的準備性)」をテーマに研究活動を行う。 中学生の頃から抱いていた「人はどう生き、どう人生を積んでいくべきか」という問いを原点に、現在は学生や社会人の早期離職防止やライフスタイルの支援に繋がる研究に注力。来春からは博士課程への進学を控え、さらなる研究の深化を目指している。
この記事の目次
松田さんの学内での役職やポジションの詳細について教えてください。
私は今、短期大学の助教として働いておりまして、専門の分野は作業療法です。
リハビリというと体を動かすイメージが強いかと思うのですが、私は精神分野でのリハビリを専門にしています。
大学では心理を学び、作業療法士と公認心理師という資格を取得し、現職に至るという形です。

松田さんの探究心を支える愛知医療学院短期大学の校舎外観。
公認心理師とは、国家資格になるのでしょうか?
そうですね。作業療法士と公認心理師、両方とも国家資格です。
すごいですね。今回ご注文いただいたようなポスターで学会発表をされているということですか?
そうですね、はい。
「学生の学習動機付けとキャリアレディネスの関連」というタイトルで学会発表をされていたかと思いますが、そのテーマを選ばれた理由は?
もともと、大学生をはじめとする「青年期」の方々の発達に関して、学生時代から関心を持って研究をしていました。
今回は学習とキャリアというテーマで発表したんですけれども、私自身の関心の根底としては、青年期の学生さんがどのように成長していき、いかにしてスムーズに職業的キャリアを構築していけるか、という点にあります。
これは作業療法や医療系に限らず全国的な課題でもありますが、今の若い方は転職される方も多くいらっしゃいます。
その中で、どのようにすれば早期離職を防ぎキャリアを続けていけるのか。
職業的な部分だけでなく、その人のライフスタイルやライフスパンと合わせて見つめていきたい、というのが私の大きな関心事です。
今回のポスターの研究対象は学生さんでしたが、内容としては作業療法を行う前段階の検証にあたるものということですか?
来年から大学院の博士課程に行く予定なのですが、これまでの研究では学生を主な対象として、介入や尺度の測定を行ってきました。
今後の展望としては、「青年期」の次のステップである「成人期」を見据え、実際に働いている方々へのインタビューや調査を通じて、さらに研究を深めていきたいと考えています。

高校生向けワークショップ:自分らしく進路を見つける
研究者としての原点、あるいは研究を始めるきっかけなどはありますか?
「青年期」の発達に関心を持ったきっかけは、私自身の中学生時代の悩みの中にあって。
アイデンティティという言葉は大げさかもしれませんが、自分はどう過ごしていきたいのか、人生の積み重ね方にずっと悩んでいたんです。
壮大な話をすると、自分はどう生きてどう死んでいくのか、哲学とまではいかないのですが、そういったことに関心がありました。
ただ、中学生が友達相手にそんな話をしても、解決はしないと思っていたので。
自分の中にそうした思いがずっとあって、それをどうやってアウトプットするか、表現していこうかと考えた時に、自分だけが思い悩み考えていることではなくて、社会的に名前がついているんだなと。
じゃあ他にも同じように考えている人はどのくらいいるのだろうと考えたことが、私の研究の原点なのかなと思います。
でもそんな格好いいものでは全然なくて。
自分にできる形で、細く長くでも社会と繋がり続けていけたら、という想いで日々取り組んでいます。

高校出前講義の様子 人と関わるを一生の仕事に、作業療法士という選択。
同じように悩んでいる人を助けてあげたいというような思いも?
「助けたい」というよりは、「知りたい」という感覚に近いかもしれません。
対象の方がどのような思いや考えを抱いていらっしゃるのかを知るための手段として研究があり、その先に具体的な解決策や支援が繋がっているのではないかと考えています。
そうした研究は、明確な答えを出すのが難しかったり、どこまで追求すべきか悩んだりと、奥深く大変な分野だとお見受けしますが…
私が見たいものや扱っている領域は、テレビショッピングのように何かをすれば劇的なビフォーアフターがすぐに現れるというものではありません。
数値化も容易ではない分野ですので、研究の枠組みをどう作り込み、どこまで詰めていくかといった、実行に移す前の準備が大変だなと正直思う時があります。
それでも、指導いただいている先生や同僚から助言をいただきながら、日々コツコツと積み上げていくこのスタイルが、自分の性に合っているのかなとは思っています。
学会というのは主催の運営側があるとは思うのですが、主催側に回ったりすることもあるのですか?
いいえ、私は主催側に回ることはなく、参加させていただく方が多いです。
学会ごとにテーマや発表する内容を決めていらっしゃる?
学会によってそれぞれ特色があるので、なるべく自身の研究とマッチするような学会に出るようにしています。
有意義な議論やディスカッションをさせていただけると、研究を通じて社会と繋がっているという実感をより深く持てるというか。
自分一人がその問いを抱えているわけではない、また素晴らしい方々と出会えている、と感じるのは、そういうところにあるかもしれないです。

人生100年時代をどう生きるか‐健康的な老いの秘訣‐をテーマに
市民公開講座に臨む松田さん。
学会発表を決めてから、大体いつ頃ポスターを印刷されるのですか?
今回は本当にギリギリで、ソクプリさんが早くやってくださったので助かったんですけど、良くない例ですが発表の2、3日前くらいに印刷したのが届いたくらいで。
本当はもうちょっと余裕を持ってやるべきです。(笑)
(笑)2、3日前だとやはりギリギリ?
そういう緊急感が走ってもやっていただけるのが、すごくありがたいなと思っているんですけれども。
本当は1週間や2週間前に完成していた方が望ましいと思います。
ソクプリとの出会いは?
一番初めにポスター印刷したのがだいぶ前なんですけど、その時は別の個人でやられているような印刷屋さんに1回出して。
やっぱり納期が個人の印刷屋さんだったのでちょっとゆっくり目だったんです。
そしてポスター印刷屋さんをネットで検索した時に、ソクプリさんがすぐに出てきたので。
あとお値段としてもお手頃というのもあって、お願いさせていただいています。
初めてお手元に当店の商品が届いた時どう思われましたか?
普段はせいぜいA3サイズくらいまでで自分の作成したポスターの図案を見てふむふむと思っていたんですけど、A0でドーンと来ると感激というか、色も綺麗だと思いました。
布のしっかりした商品が届くと、まだ何もやってないんですけど達成感というか、1個やったぞみたいな。
よし頑張って発表しよう、いい意見をもらえるといいなという喜びを感じました。

大学生向けワークショップ:ポスターセッション技術向上のための学内演習にて。
学会で使う印刷物に関してソクプリに要望があればお伺いしても?
学会で使う場合、決められた短い時間でより多くの人に正しく伝わりやすくというのが、学会の特徴かと思います。
私は図表をポスターの中に入れて発表することが多いのでその辺りを意識していて、印刷の鮮明さというのがすごく大事かなと思っています。
今後のソクプリに求めることなどあれば。
特にプラスアルファというよりは、物価も高くなっている中でかなりお安く提供していただいていると感じてます。
色々と企業努力などは大変なのだろうなと推察するんですけれども、お値段もですが、このサービスを続けていただけるとありがたいなと思っています。
最後に、今後の研究に関しての意気込みなど補足があれば。
今後の意気込みとして、個人的には研究は楽しいなと思うこと、しんどいなと思うことが両方あるんですけれども、細く長くコツコツと、ずっと研究し続けていくことができたらいいなと思っています。
またお世話になることがあるかと思いますがよろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします!本日はありがとうございました。

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布素材の防炎印刷メディアです。軽くしわになりにくい素材で、折りたたんで持ち運ぶ事が可能です。学会ポスターや屋内タペストリー等にお薦めの用紙です。
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